OA機器用クラッチ

精密機器事業で航空機分野に参入

小倉製作所は昭和13年(1938年)に航空機用機器の製造により創業しましたが、その後クラッチ・ブレーキ専門メーカーの小倉クラッチとして発展し、航空機関係から遠ざかっていました。しかし、創業の原点に立ち返り、長年のクラッチ・ブレーキ製造により培われた加工技術を活かして、精密機器事業の一分野として航空機用機器の製造・販売を再開しました。
平成9年(1997年)一般産業用クラッチ・ブレーキの製造で積み上げた信頼と蓄積した加工技術を応用し、スターター用クラッチの部品単体加工を開始しました。

この部品は高い精度が求められるとともに非常に切削が困難な難削材を使用しており、切削方法等の改善を行うことにより高精度の加工が出来るようになりました。

その後、加工技術をお客様に認められ、平成15年(2003年)、航空機に使われる部品の製造へと発展し、そして更に、リージョナルジェット機(短距離用小型旅客機)用アクチュエーターの製造へとステップアップし、加工・組立から機能試験まで一貫して行う生産体制を整えました。

この分野の将来展望としては、アクチュエーター及びバイパスバルブを手始めとして、航空機用機器の開発・設計へと業務の幅を広げ、更には航空機以外の分野へも挑戦し、コンポーネント・プロダクツと精密機器事業の拡大を図ります。

■アクチュエーター

アクチュエーターは航空機の機体を支える重要な役目を果しており、機能に支障をきたすと、場合によっては何百人の命に関わってきますので、厳しい品質管理が要求されています。必要な加工精度に対応すべく加工機械や測定機器を揃え、組立や検査は防塵対策された部屋で作業しています。

アクチュエーター


■油圧バイパスバルブ

航空機のエンジン潤滑用オイルと燃料が流されていますが、条件によってはそれらが流れにくくなることがあります。そのような時、必要な潤滑油及び燃料をエンジンに供給するバルブを製造しています。 最終仕上げ作業は熟練を要し、専門者による作業をしています。

油圧バイパスバルブ


■スターター用クラッチ

自動車と違い航空機では仮にエンジンが停止した場合にエンジンが完全停止してからの再始動では間に合いません。そこで航空機用のエンジンはエンジン本体が回転中でも再始動できるような設計になっており、小倉クラッチではクラッチのギアの噛み合い部分の部品を製造しています。特殊な形状・高硬度なギアが用いられています。これも安全を最優先に考慮した部品です。

スターター用クラッチ


■ハウジング

航空機のエンジンに使用されています。材質がマグネシウム合金のため加工難易度が高く、且つ寸法精度も厳しい製品です。

ハウジング


■ギアキャリア

航空機のエンジンに組み込まれる製品で、機械加工の厳しさに加え、部品の組み立て、塗装工程もあり全体的な仕上げ精度の厳しい製品です。

ギアキャリア



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