動作説明と使用上の注意

OJ 装置の構造について

「動作説明:7.0MPa(20L/min)高圧クーラント装置」

動作説明:7.0MPa(20L/min)高圧クーラント装置


ツール構造と仕様選定時の注意点

センタースルー構造

主軸と工具の貫通穴を通して刃先にクーラントを供給し、切粉除去、加工点の冷却、工具寿命の延長に大変効果的です。

センタースルー構造
例)吐出断面積:1.5㎜×2ヵ所の場合(計 2.12㎜相当)
① 7.0MPaでの必要流量:19L/min  ② 3.5MPaでの必要流量:14L/min  ③ 1.5MPaでの必要流量:9L/min

センタースルー構造
例)吐出断面積:3.0㎜相当の場合
① 7.0MPaでの必要流量:38L/min  ② 3.5MPaでの必要流量:27L/min  ③ 1.5MPaでの必要流量:18L/min

センタースルー構造
例)吐出断面積:コレット…1.5㎜×3ヵ所、刃先…1.5㎜×2ヵ所の場合(計 3.35㎜相当)
① 7.0MPaでの必要流量:47L/min  ② 3.5MPaでの必要流量:34L/min  ③ 1.5MPaでの必要流量:22L/min

高頻度発停運転の対策について

高頻度発停運転の対策について

ノズルの設定

高圧クーラント装置は、ノズルを使用することで初めて高圧を発生します。このため、ノズルの口径や配管途中の漏れは吐出圧力に微妙に影響します。下記のノズルロ径-吐出圧力-吐出流量の相関図は当社の実験値です。このデータをもとに、適切なノズル口径を選定ください。

実際の加工では、切り屑の形状や加工物の部位により、一定の吐出圧力では良好な結果が得られない場合があります。高圧ポンプからの吐出量は一定なので、ノズルロ径を加工工具によって変化させることで、適切な吐出圧力に設定することができます。
当社では、標準的な高圧クーラント装置用高圧ノズルを始めとして、この要求を満たすノズルの製作も行っています。

ノズルの設定
ノズルの設定

(側面切削例)

ノズルの設定

(内面切削例)


動作例:OJ60

動作例:OJ60

油温管理について(油温上昇テスト)

高圧クーラント装置は、切削液を加圧するので、断熱圧縮による発熱を伴います。また、加工点からも効果的に熱を奪うため、切削液の温度上昇は通常の使用に比べ高くなります。工程管理上必要であれば、オイルクーラーなどの適切な処置を取ってください。

工作機械: CNC旋盤
部品名称: ローター(カーエアコン用クラッチ部品)
材質: S12C(冷間鍛造)
加工工程: 内径・端面/Brg内径仕上げ/ボス外径・面取り/溝入れ
設定圧力: 20kgf/cm2(通常の加工時の設定)および55kgf/cm2

ノズルの設定
ノズルの設定

ノズルの設定
ノズルの設定

熱の発生と放出

加工部品の温度は、発生する熱と放出される熱の量及びそれらの伝達状況により決定されます。
工作機械の場合の発生する熱は、切削加工による発熱・電気部品からの発熱などがあり、また、放出される熱では、工作機械本体の表面から空気への伝動熱や切削油の蒸発などがあります。

実際の部品温度の上昇状況は、これらの組み合わせにより決定されるので、何度になるかは簡単に把握できませんが、それぞれの要素を理解することで適切な処置を取ることができます。

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